計算結果の読み方を学ぶ
複数商品の損益分岐点:販売構成と複合単位で計算する
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複数の商品を扱うとき、最も大きい限界利益をすべての販売に当てはめることはできません。一個あたりの固定費への貢献は商品ごとに違います。販売構成を明示して一定と仮定すれば、複合単位で計算を整理できます。
商品ごとの限界利益
一個あたり限界利益=販売価格−一個あたり変動費。税金の扱いをそろえ、固定費と販売量は同じ月を対象にします。材料、手数料、包装など必要な費用を二重計上せず含めます。単一商品の損益分岐点ガイドが基本モデルを説明します。
複合単位を作る
金額は架空のEUR表示で、日本の価格例ではありません。Aは価格50 EUR、変動費30 EUR、Bは価格80 EUR、変動費50 EURです。固定費は月2,100 EUR。A二個に対してB一個売れると仮定します。
| 商品 | 価格 | 変動費 | 限界利益 | 構成数量 |
|---|---|---|---|---|
| A | 50 EUR | 30 EUR | 20 EUR | 2 |
| B | 80 EUR | 50 EUR | 30 EUR | 1 |
| 複合単位 | 180 EUR | 110 EUR | 70 EUR | 2 A + 1 B |
複合単位は計算上の比率であり、セット販売の義務ではありません。限界利益は2×20+30=70 EUR。分岐点は2,100÷70=30複合単位、つまりA60個とB30個です。売上5,400 EUR、変動費3,300 EUR、限界利益2,100 EURで固定費をちょうど賄います。
分岐点を超えた数量を確認
40複合単位ならA80個とB40個です。売上7,200 EURから変動費4,400 EURと固定費2,100 EURを引くと、モデル上の営業利益は700 EURです。入出金時期や未入力の税金により、実際に使える現金とは異なります。
損益分岐点計算ツールには同じ月の固定費2,100、価格180、変動費110、予定販売数40を入力します。結果の「一単位」は個々の商品ではなく複合単位です。ツール自体は単一商品モデルで、この変換が固定構成を表します。自由な商品組合せを自動処理する機能ではありません。
販売構成を変える
A一個+B一個なら価格130 EUR、変動費80 EUR、限界利益50 EUR。必要なのは42複合単位、A42個とB42個、売上5,460 EURです。Aのみなら105個で5,250 EUR、Bのみなら70個で5,600 EURです。
限界利益の金額が高い商品ほど必要売上が低いとは限りません。合計90個という数量も、AとBの内訳なしでは貢献額を判断できません。
丸めと生産能力
商品が分割できず比率を厳密に維持するなら、必要複合単位を切り上げます。その後各商品の数量に戻し、売上から費用を引いて確認します。比率を変えられるなら具体的な整数の組合せを試せます。セット単位の切り上げは余裕を多めにすることがあります。
Bを月25個しか作れない場合、最初の分岐点B30個には届きません。時間、調達、現実的な販売量を確認してください。計算は顧客や生産能力を生みません。
質問と注意点
売上比率で重み付けできる?
その場合は売上に対する限界利益率を使い、一個あたり金額を混ぜません。ここで使ったのは数量比率です。分母の違う割合を混ぜると整合しません。
限界利益が負の商品は?
売るたびに他商品の利益を使います。計算から外して見栄えを良くせず、費用と役割を確認します。
結果と構成を一緒に保存
期間、比率、費用の根拠を記録します。利益率と原価への上乗せ率のガイドで割合の違いも確認できます。別の現実的な構成と必要能力を試し、数量・構成・限界利益を一緒に判断しましょう。